Tanbaguchi 20

ナチュラルで洗練された
こだわりの空間
時折、周辺スポットを
散策してリフレッシュ

up:2023.04.07

丹波口エリアは、住宅街に隣接して旧花街の島原や、京都市中央市場などがあり、京都の歴史や食文化を感じられるまちです。その一角にある、細い路地を奥へ進むと、グレーの外壁に大きな窓が見えてきます。ここが「丹波口平屋」。どこからともなく子どもたちの遊ぶ声が聞こえてきたり、洗濯物を干すおばあちゃんの姿が見えたり……。そんな京都の人々の普段の暮らしが身近に感じられる「丹波口平屋」をアトリエや仕事場にすれば、心穏やかに作業に打ち込めそう。今回はあるフリーランスのデザイナーの一日をご紹介します。

At Home

仕事用にと自分で選んだ空間
ナチュラルな雰囲気がお気に入り!

デザイナーの仕事をフリーランスで始めて3年目。自宅で仕事を続けてきたけれど、思い切って仕事用のスペースを借りてみようと始めた物件探し。まちの空気を感じて、リラックスできるところはないかなと考えていた時に、この「丹波口平屋」に出合いました。“オフィス”というより、隠れ家のようなたたずまいが気に入っています。自宅からは自転車で20分ほど。毎日出勤するのが楽しみになりました。

時々、朝食を買いに立ち寄るのが大宮通にあるベーカリー「樋口金松堂」。1932年の創業から90年以上、地域の人に愛されています。通勤初日、看板代わりに店前に立つ、パンを抱えて目を細めるおじいさんのオブジェに目が留まって、中を覗いてみることに。それ以来、すっかり常連さんです。今日は最近はまっているサラダチキンのパンと生あんクロワッサン、そしておやつに樋口金松堂名物のマドレーヌも買っておきました。
「丹波口平屋」へついたらコーヒーを淹れて、買ってきたパンをパクリ。朝食も済んだし、仕事を始めよう。

Outside

町家を改装したカフェでほっとひと息
帰り道に花街として栄えた島原エリアを散策

木造の平屋をリノベ―ションした「丹波口平屋」は、シンプルな白の壁やモルタルの床、あたたかみのある木の素材がナチュラルな空気を醸し出してくれて、忙しいときにも心が落ち着きます。明日提案するデザインのチェックをしていると、もうすぐお昼。今日は、制作会社時代の同僚が訪ねてきてランチ。窓際の打ち合わせ用のスペースで少し話をしたあと、近くのお店に出かけました。

やってきたのは町家を改装したカフェ「GOOD TIME COFFEE 島原店」。店内は細長いつくりで、奥に縁側と中庭があります。いちごの酸味とカスタードクリームの甘さが口いっぱいに広がる、フルーツカスタードサンドをオーダー。苦みと酸味のバランスがちょうど良いコーヒーが、フルーツサンドのやさしい味とマッチしています。縁側に座って、またしばしおしゃべり。お互いの近況報告や思い出話に花が咲きました。
お店からの帰り道、江戸時代に遊宴の場として栄えた島原エリアを散策。あちこちに当時の雰囲気を残す歴史ある建築が残っています。新選組など幕末の志士たちが、会合や遊宴のために島原に訪れていたことを伝える石碑も。今から約160年前、歴史に名を残す志士たちが、料理やお酒を楽しんでいたのかな。のんびり歩きながらそんなことを想像しました。

At Home

夜は照明で安らぎのあるひととき
昼間とは違う趣きを演出

「丹波口平屋」に戻って仕事を再開。大きな窓から穏やかな日差しが差し込んで、穏やかな時間が過ぎていきます。こまごまとした作業をこなしていると、もう日暮れ。レトロなエジソンランプの灯をともして、空間に安らぎをプラスしました。明日の準備をして、今日の仕事はおしまいにしよう。歴史や文化に触れたり、カフェでゆったり会話を楽しんだり。仕事の合間の散策もいいリフレッシュタイム。このまちの魅力を感じながら、仕事もはかどる毎日です。

Information

物件情報
  • 物件名

    丹波口平屋20

  • 現況

    入居中

  • 賃料

    100,000円

  • 管理費

    --

Facilities

周辺環境
  • 樋口金松堂

  • GOOD TIME COFFEE

  • 嶋原商店街 

  • きんせ旅館

  • 京おかき菱屋

  • 島原大門

  • Hygge

  • トマトさん