家づくり(リノベーション)全体の流れをわかりやすく解説!【後編】



理想の住まいが完成するまでの流れについて、【前編】では住まいのイメージづくりから資金計画を立てることから依頼先選びまでをご紹介しました。


家づくり(リノベーション)全体の流れをわかりやすく解説!【前編】



【後編】では引き続いて、依頼先へのプラン相談から工事請負契約、着工から完成お引渡しまでの流れについて詳しくご紹介します。新築、リノベーションを検討されてる方は、完成までの全体像をイメージするためにぜひ参考にしてください。



家づくり(リノベーション)の流れを確認しよう


後編からは、いよいよプラン相談から着工、完成と現場も進行していきます。



プラン作成と概算見積り

リノベーションプランの作成


事前に文章や写真などで伝えた要望を取り入れたプラン(間取り)を作成してもらいます。


いったいどんなプランが提案されるのか、待っている間もとてもワクワクして家づくりの流れの中でも楽しめる時間のひとつですね。


いろいろな要望を全て盛り込み、ひとつの住まいにまとめることはたとえプロでも簡単な作業ではありませんが、

さまざまな知識と経験を活かし、最適なプラン提案が期待できるでしょう。



概算見積り


リノベーションプラン作成とともに、概算見積りも提示されます。一般的には、プラン確定まではおおまかな概算見積りとなり、プラン決定後に詳細な図面とともに本見積が提示されます。


住まいづくり全体の費用の内訳は「本体建築費」「別途工事費」「諸費用」と3つで構成されます。


本体建築費は、文字通り本体の建築工事にかかわる費用であり、別途工事は照明器具や冷暖房工事など建物に付帯される費用などです。


諸費用は主に申請料や手数料など書類にかかわる費用になります。概算見積りと自分たちの予算を比較しながら、ゆとりがあるなら「もう少し広く作ろう」、予算オーバーなら「優先順位を見直そう」などじっくりと検討します。



プランと概算見積りの修正・すり合わせ


はじめて提案されたリノベーションプランと概算見積りで修正もなく決定となるのは珍しく、何度か打合せをしながらプラン修正と概算見積りの見直しを行います。


最終決定となるまでのもっとも重要なステップです。

後悔のないように納得できるまで時間をかけて行いましょう。



住宅ローン審査


プラン・概算見積り作成と並行で、資金の準備もはじめます。住宅ローンを利用するときは、金融機関に提案された概算見積りをもとに住宅ローン審査も進めておきます。


返済できる金額と返済期間は、教育費など将来的に発生する大きな出費も想定しながら計画を立ててください。また、住宅ローンには手数料など一部現金で対応しなければならないものもあります。


自己資金をどの費用に充てるかしっかりと計画することが大切です。



工事請負契約の締結


リノベーションや新築のプランが決まり、見積り金額も問題なければいよいよ「契約」です。


住宅ローンを利用する場合、所得税のローン控除の対象になる可能性がありますので工事金額にかかわらず契約書を締結しておくことが大切です。


契約書には、手付金(頭金)の額や契約内容が不履行になったときの対処の仕方、損害賠償の内容、工事の完成時期などが記載されます。


なお、契約締結後でも工事内容の変更は可能です。変更後に工事金額が増額しても大丈夫ですし、逆に減額になっても問題ありません。後々のトラブルを防ぐために、変更内容は金額の増減とともにきちんと書面として残しておきましょう。



着工前打合せ・着工


着工前打合せ


契約後は、着工する前段階として「着工前打合せ」を行います。

着工前打合せは、キッチンやトイレなど住宅設備の仕様を決定することや、壁、床、外壁など仕上げ素材の色、素材などを決定します。造作家具がある場合も設計者などと詳細にイメージを確認します。


素材サンプルなどをもとに、仕上がりをイメージしながら進めていきます。

インテリアコーディネーターや設計担当者、家族とも相談しながら進めていきます。



着工


仕様が決まると、次は現場での着工が始まります。

新築の場合は地盤調査や基礎工事から始められ、リノベーションなら解体工事から始まることが多いでしょう。


工事中も近隣と良好な関係でいるために、大きな工事が始まる前には施工店とともに事前にあいさつまわりをしておくことが大切です。



着工中の現場確認


現場の工事管理は施工会社が随時行ってくれますが、進行中の現場をできるだけ確認にいきましょう。当初のプランや打ち合わせの内容通りに進むことにはなっているものの、お互いのイメージに食い違いがある可能性も少なくありません。


工事は日々どんどん進行していきますので、もし修正が必要な箇所があっても後戻りが難しいタイミングがあります。現場を確認し気になる点は早めに相談することをおすすめします。



完成引き渡し


工事が完了したら、施工店の社内検査と施主の現場検査を行います。


打合せ通りに仕上がっているか、変更点は反映されているかなど、細かな部分も確認します。

気になる点があれば引き渡し前に伝えておきましょう。


検査も問題なく完了したら、いよいよお引渡しです。新築であれば施主用の鍵を受け取り、工事代金の精算が行われます。リノベーションの場合も工事代金の精算や設備機器の取り扱い説明などを受け、無事引き渡しになります。



アフターメンテナンス


工事が完了してからも、住まいのメンテナンスなどで依頼先とは長いお付き合いがはじまります。

特に、引き渡し当初は設備の不具合、お手入れの仕方などで問い合わせる機会もあります。


日々の暮らしの相談先として良好な関係を築いていきましょう。



完成まで必要な期間


イメージづくりから住まいの完成までの期間は、おおよそ1年から1年半が目安となります。


着工から完成までは、新築で約2カ月半から3カ月、リノベーションは手を掛ける範囲にもよりますが、約1カ月から2ヶ月ほどと考えられますので、当初のイメージづくりからプラン作成までの間がどのくらいかかるかが、全体の期間に影響します。


住まいがいつ頃完成することが希望なのか、完成までの期間と照らし合わせて、いつ頃から計画しはじめればよいか想定してみましょう。



まとめ


住まいが完成するまでの流れを前編・後編としてお伝えしました。

リノベーションを成功させるためには、自分たちが思い描くイメージをしっかりと設計者に伝えることが大切です。


どんな風に表現すれば伝わるのか心配している方もいるかもしれませんが、プロの設計者がいろいろなお話の中から丁寧に想いを汲み取り引き出してくれますので、安心してお任せください。


リノベーションが完成するまでは、決めなければならないこともたくさんあり、迷って悩むこともあるかもしれませんが、夢中になって取り組んだ時間が積み重なることで、より一層住まいへの愛着も湧いてきます。


不安なこと、気になること、どんな小さなことでも、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。