家づくり(リノベーション)全体の流れをわかりやすく解説!【前編】



住まいが完成するまでには、土地探しや住まいの要望まとめ、住宅ローンの検討、間取りの打ち合わせから契約・着工・完成引き渡しまでスムーズに進んでも1年以上もの長い時間がかかります。


なんとなく完成までのイメージができていても、実際には何からはじめればよいか、不安に感じている方は多いのではないでしょうか。


そこで、今回は住まいが完成するまでの大きな流れを前編、後編として解説します。

新築または、リノベーションを検討ししている方は、家づくりの全体像を知り計画的に進められるようにしていきましょう。



家づくり(リノベーション)の流れを確認しよう


まず前編では、イメージ固めから土地や住宅建築の依頼先を決めるまでの流れをご紹介していきます。



住まいのイメージを相談する


「家を建てたい」「リノベーションしたい」と考えはじめたら、どんな住まいにしたいか、自分たちが「住みたい」と考える「理想の住まい」をイメージします。



どんなスタイルの家?


住まいのスタイルとは、ざっくりといえばナチュラルスタイル、北欧スタイル、モダンスタイル、インダストリアルスタイル、アンティークスタイルなど、住まいのデザイン的なものを指します。


永く住み続ける大切な住まいですから、自分たちの好みに合い愛着が持てる住まいのスタイルをイメージしておくことは大切です。家族でじっくりと時間をかけて話し合います。


「こんなスタイルが好き!」とはっきりとイメージがある場合は良いですが、どんなスタイルが好みか、本当はよくわからないという方も少なくありません。


そんなときは、住宅雑誌やインターネットなどで実例をたくさん見ることで、「これは好きかも・・・」「あれはあまり好みじゃない・・・」と自然に自分たちが理想とする住まいのヒントを見つけることができます。



間取り、設備はどのようにしたい?


間取りのイメージを考えるというと、少し難しく感じるかもしれませんが、「必要な部屋」と「部屋の使い方」を書きだすだけでもOKです。

必要な部屋は、キッチン、ダイニング、リビング、子供部屋、夫婦寝室、パソコンスペースなど、個別の部屋を挙げていきます。


部屋の使い方は、キッチンなら「対面にしたい」、パソコンスペースなら「リビングとつながりたい」などどんな使い方にしたいのかをイメージしましょう。リノベーションの場合でも現在の間取りを考えずに、新たに考えた方がまとまりやすいです。


プランニングを依頼するときは、建築会社側でも部屋の使い方を伝えてもらうと設計担当者のイメージが湧きやすく組み立てやすいでしょう。また、「窓は大きい方がいい」「明るい家がいい」など何気ない要望もまとめてくと、具体的な打合せで役立ちます。


設備については、使いたいメーカーがある、洗面台は既製品ではなく現場製作したいなど、個別の要望がある場合もまとめておきます。


家づくりの予算なども心配になるかもしれませんが、はじめの段階は「こうしたい!」という要望を全てまとめておいてかまいません。

後からプランニングの段階で予算も含めてすり合わせをしていきますので、まずは理想の住まいのイメージ固めをしていきましょう。



資金計画を立てる


資金計画を立てることは、家づくり(リノベーション)を成功させるためにとても重要なステップです。



家づくりの資金はどこから?


家づくりの資金をどのように準備するか具体的に検討します。

貯蓄からはどのくらい住宅資金に充てられるか、残りの資金は住宅ローンを借りるか、親からの援助を受けることができるかなどシミュレーションしてきます。



住宅ローンはいくら返済できるかを重視


住宅ローンを借りる場合は、いくら借りられるかではなく「いくらなら返済できるか」を重視します。

同じ世帯年収でも、家族によって支出の仕方はさまざまです。


そのため、借りられる資金は同じでも、返済できる額は同じとは限りません。子供が大学進学するときの教育費など、将来的に予定される支出も考えながら計画するとよいでしょう。

リノベーションの場合でも、住宅ローンを利用することができます。



土地と建物のバランスを考える


新築で土地の購入がある場合は、土地と建物、諸費用の合計額で資金を計画します。

家づくり全体の資金の上限はある程度の範囲で決まるため、土地に大きく予算配分してしまうと、建物にまわす予算が少なくなってしまいます。


土地は好条件になるほど坪単価が高くなりがちです。駅に近い、学校に近い、東南角地など、できるだけ好条件な物件を探したいのはもちろんですが、土地に予算をかけ過ぎないように、予算全体のバランスを見ながら探すことをおすすめします。



土地や建築の依頼先を決定


おおよその資金計画を立てたら、土地分で使える予算に合わせて土地探しをしながら住宅建築の依頼先を決めるために情報取集します。


リノベーションの場合も同じ流れですが、リノベーションの依頼先の候補を選ぶときは「経験値」を持っている会社が望ましいでしょう。

住宅建築の経験があるとはいえ、新築が得意な会社、リノベーションが得意な会社では実例の数も違います。どんな提案をしてくれるのか、じっくりと話を聞いてみることをおすすめします。



土地探しの方法は?


土地の情報を集めるには、インターネットなどで不動産情報を確認する以外に、自分で現地周辺を探すことも重要なポイントです。


ネットの不動産情報は古い場合も多く、電話で問い合わせても「要望に近い物件が出たらお知らせします」という返答でその後連絡がこないということも珍しくありません。


希望とするエリアが決まっているなら、実際に現地に行き周辺に売地や管理地がないか調べるのもおすすめです。

意外と新しい物件を発見することもあります。


もちろん、毎日のように新しい情報を更新している不動産業者もありますので、最新の情報をチェックしつつ、現地にも足を運びできるだけ条件のよい土地と縁が結べるようにしたいですね。


また、土地は全く同じ条件のものはふたつとないものです。

「これ」と思える土地が見つかったときは優先的に交渉できるようにすぐに問い合わせしたり、仮予約を入れたりするなどスピード感も大切です。



依頼先選びは展示場も体感しよう


家づくりのパートナーとなる依頼先選びは、重要なステップです。


土地を選ぶときに依頼先が決まっているケースを除き、自分で探すことになります。

まずは建築エリアに対応してくれる会社にはどんなところがあるか情報収集します。総合展示場などをまわると、一度にいろいろな会社を比較することができます。


インターネットで個別に調べるときでも、展示場や完成見学会などのイベントの参加をおすすめします。

パンフレットだけでは感じられない住まいの「雰囲気」を実物で確認することが大切です。


また、依頼先とは完成後もアフターメンテナンスで長くお付き合いをすることになりますから、

自分たちの家づくりのフィーリングが合うこともポイントです。


【前半】では、住まいのイメージづくりから資金計画、土地探しから依頼先選びまでの流れをご紹介しました。

【後編】は、プランニング相談から契約・着工・完成引き渡しまでの流れをご紹介します。