理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント


理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント

古い物件というイメージのある団地ですが、全面的なリノベーションを施すと見違える空間になります。


団地ならではのレトロな風合いや雰囲気を活かしながらリノベーションすることで、

他にはない素敵な空間や暮らしをつくることができます。


近年では、子育て世代や若者など、団地ならではの良さに惹かれ、移り住む方も増えてきました。


低コストで利便性の高い物件を手に入れ、自分好みのおしゃれな内装につくり変える「団地リノベーション」。


今回の記事では、団地リノベーションで理想の暮らしを実現するための基礎知識や事前に注意しておきたいポイントをお届けしたいと思います。



団地リノベーションとは?

団地リノベーションは、古くなった団地の内装や設備を解体し、購入者のライフスタイルに合わせて改装したものをいいます。団地の間取りや水まわりの変更を行い、物件に新しい付加価値をプラスします。


利便性の高い団地を活かす取り組みとして注目されているのです。

理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント

マンションと区別がしにくい団地ですが、一般的には、都道府県や市町村が運営する公営住宅やUR賃貸物件と呼ばれているものが団地になります。


団地は、高度経済成長による都市部の住宅不足の解消を担う存在として多く建設されました。

一棟ではなく複数の棟が連なり、敷地内にスーパーや郵便局など生活に便利な環境が整っていることもあります。


また、無印良品とコラボしたリノベーション物件が人気のUR都市機構。全国で約71万戸という豊富な物件を保有する独立行政法人です。


賃貸物件であることも多いですが、UR都市機構が所有していた団地を中心に購入できる物件も増えてきました。



団地リノベーションのメリット

団地リノベーションにはどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。



物件価格が安い

中古マンションと比べ、築40年以上の物件が多く、建物の価値は、約25年程度で底値になるため、

安価で購入できる可能性が高いと言えます。物件購入費を抑えられるのでリノベーションに予算を回すことができます。


予算が増えれば、注文住宅のように内装のディテールに細かくこだわることも可能。

おしゃれで満足度の高い住まいを低コストで手に入れられます。



建築構造が丈夫

集合住宅は、主にRC造(鉄筋コンクリート造)でつくられています。RC造にはラーメン構造と壁式構造があり、例外もありますが団地の多くは壁式構造です。


壁式構造は「耐力壁」で建物を支える構造。間仕切り壁が鉄筋コンクリートでつくられているので、地震に強いと言われています。

また、柱や梁が部屋内部に出っ張らないのもメリットのひとつです。



環境が良い

団地は広い敷地にゆったりと建てられているので、子どもが走り回ったり、自転車の練習をしたりするスペースも十分取れるでしょう。


敷地内に公園があることも多く、緑豊かな環境は大人にとっても子どもにとっても快適です。

子育て世代に人気があるのも頷けます。



住民間の交流が盛んである

団地には幅広い年代の方が住んでおり、団地ならではのコミュニティが存在します。


季節の行事開催や集会所でのイベント、子育て支援など、住民同士で交流する機会も多くあります。

団地の公園で子どもを遊ばせていれば、年配の方が気さくに話しかけ育児のアドバイスをくれることも。


近所同士で協力し合える環境は、防犯面で心強さを感じられます。


理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント


団地リノベーションのデメリット

団地リノベーションにはデメリットもあります。失敗や後悔しないためにも知っておきましょう。



外観・給排水管・サッシが古くなっている

リーズナブルに購入できる団地の多くは築30~40年程の物件です。外観の古さは否めません。


ただし、外壁塗装や玄関ドア・サッシの交換など、定期的にメンテナンスや大規模修繕を行っている団地も多くあります。古くても手入れされていると印象も随分と変わるものです。また、共用部や集会所などの管理状態にも注目しましょう。



間取り変更ができない場合もある

地震に強いと言われる壁式構造ですが、耐力壁を撤去できないというデメリットがあります。耐力壁を撤去すると建物の強度に影響してしまうからです。


居室を減らしてリビングを広くしたい場合は、撤去したい壁が耐力壁でないか確認を。壁を取り払ってワンルームに近い空間を望む場合は、壁式構造ではなくラーメン構造の物件を選びましょう。

理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント


水回りの移動ができない場合もある

リノベーションでは壁付け型キッチンを対面型キッチンにしたい、というご要望がよくあります。

キッチンを移動するには「PS(配管スペース)」の位置が重要です。


キッチンがPSから離れるほど、排水管の勾配(傾斜)が必要になります。


また、排水管の勾配を取るためには床下の構造も重要です。

コンクリート床と仕上げフローリングの間に配管を通せる「二重床」は水回りの移動がしやすいですが、コンクリート床を直接仕上げる「直床」の場合は水回りの移動が困難になります。


エレベーターがないことが多い

団地はエレベーターがない物件が多く、日常的にも引越しの際にも大変なことがあるかもしれません。

ただし、エレベーターなしの物件は、上階に行くほど物件価格が安くなる傾向にあります。

また、眺望の良さをメリットにあえて選ぶ方もいるようです。




団地リノベーション成功のポイント

団地リノベーションを成功させるには、築年数の古さによるデメリットをカバーし、団地の良さを最大限に引き出すことがポイントです。



希望するプランが実現できるか確認する

団地リノベーションを成功させるには、希望するプラン通りにリノベーションできることが大切です。


当たり前のようですが、建築や設備上の制約で希望通りに工事できないケースもあります。そうならないためにも、物件を購入する前の入念なチェックが必要です。


特に間取り変更や水回りの移動を望む場合、


・建築構造(天井、壁式構造)

・PS(配管スペース)

・床下構造


のチェックは必ず行うようにしましょう。



共用部の雰囲気を活かす

団地に限らず集合住宅は共用部のリノベーションができません。外観の統一性が損なわれてしまうからです。


共用部は玄関ドアやサッシ、バルコニー、インターホンなどが該当しますが、

古さが気になることがあるかもしれません。


そこへ内装だけを一新してしまうと、違和感を覚えることも。

共用部を変えられない集合住宅のリノベーションは「古さを活かす」という発想の転換も必要になります。


インテリアにもアンティークやレトロ、インダストリアルといった古いものを上手に取り入れるスタイルもあるのでコーディネーターに相談してみましょう。



経年変化を楽しめる建材やアイテムを選ぶ

理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント

年月を重ねた団地には、時間の経過とともに味わいを醸し出す建材が似合います。

無垢の床材、珪藻土の壁、タイル貼りの床や壁。リネンのカーテン、無垢材のテーブル、藤のカゴ。


どれも年月を重ねるごとに風合いを増し、愛着を感じられるアイテムばかりです。

団地リノベーションのインテリアは、自然素材を中心に構成するのがおすすめです。



団地の探し方・費用・工事期間は?

団地を探すには、公団公社のマンションサイトや不動産会社のポータルサイトから見つけ出すことができます。

住まいの購入がまだ早いかなという方には、リノベーション済みの団地物件を賃貸するという方法もあります。

理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント

自分で見つけ出す以外にもリノベーション会社に物件探しを依頼できれば、物件費用と施工費用の配分を考えた探し方ができるので効率が良いと言えます。


あらかじめ希望条件をヒアリングし、的確な物件をご紹介しやすい、物件費用と施工費用の住宅ローンをひとつにまとめられる、などのメリットもあります。

また設計の際にも、事前にご要望をヒアリングしているので無駄のないご提案が可能です。


団地のリノベーション費用については、マンションのリノベーション費用と同様に、面積や設備や材料によって異なります。表面のみ工事をする場合や床下配管まですべて工事する場合で変わりますが、目安としては、表面のみのリノベーションの場合で、約400万円~500万円(60㎡)になります。

※費用は、あくまで目安としてお考え下さい。


安心して長く住むために、床下配管スケルトンリノベーションをおすすめしますが、

その場合、2倍以上の費用になることもあるので確認することが必要です。


工事の期間は、物件が決まってからは、引き渡しまで早くて4~6か月が目安になります。

※リノベーション設計の打合せで約2か月、リノベーション工事で約2~3か月


注文住宅よりもスピーディーに、ディテールにこだわった住まいを手に入れられます。



団地リノベーションを賃貸で体験する

理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント

団地リノベーションに興味はあるけれど、今すぐの物件購入は考えていない、まずは団地住まいを経験してみたい、と考える方もいるでしょう。


そんな方におすすめなのが、リノベーション済みの団地物件を賃貸する方法です。


団地の雰囲気や住み心地、コミュニティとの相性などを体感することで、自分の暮らしに合うかどうかを事前に見極められます。


MUJI×URのリノベーションでは、段ボールを活用した襖や無塗装の木製引き戸など、エコロジーにも配慮した建材を使用。柱や鴨居は残し、洗練された空間の中にも味わいのある住まいづくりをしています。


また、イケア製のキッチンを備えた物件もあり、インテリアブランドとプロデュースしたおしゃれな物件に住めるのはUR賃貸住宅の魅力です。


ただし、人気物件のため入居できるか分からない、希望エリアに物件がないといったデメリットもあります。


その他にも、築年数が古い物件では自由にDIYができ、原状回復が不要という物件も増えてきました。

リノベーションでDIYをしてみたい方は、原状回復が免除された団地でDIYを楽しみながら住み心地を試してみるのも良い方法です。


団地リノベーション事例

最後にlineaの団地リノベーション事例をご紹介します。ご参考になりましたら幸いです。



ディティールへのこだわりと上品さを兼ね備えた住まいにリノベーション

理想を叶える団地リノベーション!基礎知識と成功のポイント
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リノベーション事例をもっと詳しく見る 「壬生川団地」



京都市下京区にある壬生川団地は、スーパー、コンビニはもちろんのこと、小学校や公園、銀行ATMが徒歩圏にある利便性の高い団地です。


天井の躯体や抜けない壁も多い中、既存の間取りを活かして、直線で構成されたシンプルな空間にリノベーションしました。床は無垢フローリング、内壁はアンティーク調の色合いを再現し、丁寧に仕上げています。


人気インテリアブランド「HAY」の洗面ミラー、アンティークのラタンチェアなど、シンプルな空間に美しい家具の佇まい。穏やかで安らげる空間を意識してコーディネートしました。




団地リノベーションはlineaにご相談を

手が届く価格で理想の暮らしを実現できる団地リノベーション。今回は、基礎知識や成功させるポイント、メリット・デメリットなどを通して団地の魅力に迫りました。


団地リノベーションは、


家族との時間、季節の移ろい……日々の小さな幸せを愛でること。壊れたお気に入りの物を手入れしながら大切に使う。「日常」を何より大切に思い、暮らしに手をかけることが好き。


「家づくり」や「インテリア」「DIY」というワードを聞いただけでワクワクしてしまう。DIYすれば楽しいだけでなく、工事費用も節約できるので一石二鳥。自分でリビングの壁を塗ってゲストを驚かせたい。


そんな方に、団地リノベーションはおすすめです。



リネアでは物件探しからリノベーション、家具やアートのコーディネートまで住まいづくりをトータルにサポート。

お客様の暮らしに寄り添ったリノベーションをご提案します。

初めての物件探しからも丁寧にサポート。理想の住まいを叶えるお手伝いをしています。


憧れで終わらせない、自分らしい暮らしをつくるため、

不安なことや、理解できないことなどどんな小さなことでもぜひお気軽にご相談ください。