
山科駅そばにあるスペイン料理店「ソブレメサ」。店名はスペイン語で“食事の後の団らん”の意味。「ゆったりとくつろいで食事を楽しむスペインバルの雰囲気を知ってほしいと店名にしました」。そう語る店主の片山織恵さんは、フランス料理やスペイン料理のシェフとして15年ほど経験を積み、2021年に同店をオープンしました。

大きな扉を開けて目に入るのは、壁に描かれたスペインの地図やディスプレイの絵皿。片山さんがスペインで感じとった、気取らずに食事を楽しむスペインの空気感が店内に漂います。カウンターに目を移せば、色とりどりの野菜がズラリ。ランチ限定のサラダュッフェには、30種類もの野菜を使用しているそう。この日は、赤ネギのスライスやビーツ、ズッキーニのピクルスなど、カラフルな野菜料理が並んでいました。

「農薬をできるだけ使わないなど、栽培方法にこだわりを持つ農家から仕入れ、現地に直接足を運んだりもします。無数に種類があって、色彩が美しいところが野菜の魅力。シェフとしても料理するときに心が躍るんです」と笑顔。生き生きとした片山さんの表情は、このフレッシュ野菜と向き合う日々のおかげなのかもしれませんね。
「味付けはシンプルに、野菜のおいしさをストレートに味わうのがスペイン流」と片山さん。たとえば、サラダビュッフェにある「ピスト マンチェゴ」は、玉ねぎとパプリカ、トマトを、塩だけを加えて煮込んだスペインの伝統料理。「野菜の水分が抜けて、煮込むことで旨味が凝縮され、一層奥深い味わいになります。これがおいしさの秘訣です」と片山さん。


ランチは、おかわり自由のビュッフェのほか、選べるメイン料理、ピンチョススタイルの生ハム、バゲットにご飯もセットになった盛りだくさんの内容。人気商品のパエリアやタパス、肉料理など、一品料理が充実したディナーも気になるところ。「思いっきり野菜が食べたいな」「楽しい雰囲気で食事したい!」。そんな気分のときに、気軽に足を運べるスペインバルです。

■ソブレメサ
京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町11-4 石田ビル 1F
TEL.075-600-9150
営業時間
ランチ:火~日 ※Aランチ(ビュッフェ付)は火~日、Bランチ(ビュッフェなし)は火~金)11時30~15時
ディナー:金土日 18時~22時
定休日 月 ※Bランチは祝日は休み
公式Instagram